建築板金技能士1級の合格率と難易度|熊本市の板金会社が解説する試験対策のポイント

建築板金技能士の1級取得を目指しているものの、「合格率はどのくらいなのか」「どれくらい難しいのか」と気になっている方は多いのではないでしょうか。株式会社飛田板金の代表・飛田誠は1997年から板金職人としてキャリアをスタートし、建築板金技能士の資格を保有しています。本記事では、建築板金技能士1級の合格率・難易度・試験内容・対策ポイントを詳しく解説します。資格取得を目指している方はぜひご一読ください。
目次
【執筆者プロフィール】株式会社飛田板金
熊本県菊池郡を拠点に、熊本市をはじめ熊本県内全域で屋根工事・板金工事を手がける専門会社です。代表の飛田誠は1997年から板金職人としてキャリアをスタートし、建築板金技能士の資格を保有しています。2000年の創業以来、工場・倉庫・畜舎から戸建住宅まで幅広い建築物の施工実績を積み重ねてきました。
建築板金技能士とは?1級・2級・3級の違い
資格の概要
建築板金技能士は、職業能力開発促進法に基づく国家資格(名称独占資格)です。都道府県職業能力開発協会が実施する技能検定試験に合格することで取得できます。試験は「内外装板金作業」と「ダクト板金作業」の2種類に分かれており、屋根・外壁・雨樋といった建物外装の金属工事に関する技能と知識を証明する資格です。建築板金技能士の資格を取得すると「技能士」と称することができ、1級および特級の合格者には厚生労働大臣名の合格証書が交付されます。
建築板金技能士は名称独占資格のため、合格者のみが「建築板金技能士」と名乗ることができます。お客様への信頼性の訴求や、見積もり・提案時の説得力向上に直結する資格です。
1級・2級・3級の違いと受験資格
建築板金技能士は技能レベルによって3段階に区分されています。受験資格は実務経験年数によって異なります。
建築板金技能士1級の合格率・難易度
技能検定全体の1級合格率
厚生労働省が公表している令和5年度の技能検定実施状況によると、技能検定1級全体の合格率は32.3%でした。前年度(令和4年度)の34.7%から約2ポイント低下しており、毎年概ね3割前後で推移しています。建築板金職種全体(1級〜3級合計)では令和5年度の受検申請者数は2,606人で、合格者数は1,434人でした。
2級・3級と比較した難易度
技能検定の等級別合格率を比較すると、3級が54.7%・2級が29.0%・1級が32.3%(令和5年度)となっています。1級は2級と比較して合格率自体は近い数値ですが、受験資格を得るまでに最低でも2〜7年の実務経験が必要な点が大きなハードルです。また試験内容も、積算・見積もりを含む複合的な知識と高い施工精度が求められるため、実質的な難易度は2級より高いといえます。
3級(初級)
合格率:54.7%(令和5年度)
難易度:比較的取得しやすい
対象:入職初期の技能者
2級(中級)
合格率:29.0%(令和5年度)
難易度:専門知識・技能が必要
対象:中堅の技能者
1級(上級)
合格率:32.3%(令和5年度)
難易度:高度な知識・技能と豊富な実務経験が必要
対象:上級技能者
試験の内容と出題傾向
学科試験
学科試験は真偽式と四肢択一式の2種類で出題されます。出題範囲は以下の通りです。
実技試験
実技試験は「内外装板金作業」と「ダクト板金作業」のいずれかを選択して受験します。内外装板金作業では、溶融亜鉛めっき鋼板(厚さ0.35mm)を使用して、落し口のついた谷樋状の製品を製作します。試験時間は5時間で、施工精度・材料の無駄のなさ・仕上がりの品質が審査されます。実技試験または学科試験のいずれか一方に合格した場合、次回以降の受験でその試験が免除されます。
合格するための対策ポイント
学科試験の対策
学科試験の対策は過去問の反復が最も効果的です。中央職業能力開発協会(JAVADA)の公式サイトに過去問が掲載されているため、まずこれを繰り返し解くことから始めてください。1級では2級にはない「積算・見積り」の出題があります。材料の数量計算や工事費の見積もり方法は現場での実務経験が問われる分野のため、日頃から現場で意識的に数量を把握しておくことが対策になります。
中央職業能力開発協会(JAVADA)の公式サイト(https://www.javada.or.jp)では、過去に出題された学科試験の問題が公開されています。直近3〜5年分を繰り返し解き、苦手分野を重点的に補強していくのが効率的な学習方法です。
実技試験の対策
実技試験では5時間以内に規定の製品を仕上げる必要があります。試験時間の配分を意識した練習が重要で、作業の各工程にかかる時間を把握した上で本番に臨むことが大切です。また使用工具・材料は試験要項で定められているため、普段の現場で使用している工具と試験で使用する工具が異なる場合は、事前に慣らし練習をしておくことをおすすめします。採点は寸法精度・仕上がり・はぜの状態など複数の観点で行われるため、どの箇所も手を抜かず丁寧に仕上げることが合格への近道です。
飛田板金では資格取得を会社がサポート
株式会社飛田板金では、会社規定に基づく資格取得支援制度を設けています。建築板金技能士をはじめ、高所作業車運転技能講習・玉掛け技能講習・アーク溶接作業主任者特別教育など、現場で役立つ資格の取得を会社としてサポートしています。代表の飛田誠自身が建築板金技能士を保有しており、資格取得に向けた相談もしやすい環境が整っています。
熊本市・菊池郡エリアで板金職人として技術を磨きながら建築板金技能士の取得を目指したい方は、ぜひ飛田板金の求人情報をご確認ください。
株式会社飛田板金
〒869-1102 熊本県菊池郡菊陽町原水5430
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